| いやぁ〜突然やってくるのです…思いがけない出費とは…りゅも一時はどうしようかと思ったよ。実はレイキャビクの病院に予約を入れ、月曜日に行ってきました。ま、随分よくなってきているけど、あと何度かは行かなければダメみたい。で…いつもの通りたいちょの運転で、レイキャビクに向けて出発! その距離約100キロ。(日本ならこの距離は病院に通う距離じゃないなぁ〜)出発して20キロほど走った所で、「ありゃ…なんか変だぞ…」と、たいちょが言うと同時に、見る見るうちに車の速度が落ちてきて、最終的には40キロくらいしかスピードが出なくなってしまった。空ぶかしするとエンジンは回るみたいなんだけど、ギアを入れて走り始めると極端にパワーが落ちてゆく状態。「ひ〜どうしよ〜!時速40キロじゃ予約の時間に間に合わないよぉ〜」と半べソのりゅを横目に、色々試行錯誤しているたいちょ。 とりあえず路肩に寄せてボンネットを開けて、色々チェックしてみた結果「もしエンジンが生きていたら、考えられるのはエアーフィルタかなぁ〜」とのお言葉。とは言え、りゅは車の事は全然分からないので、多分そうなんだろう。うん。エアーフィルタは、前回ガレージで見て貰った時に、すでに代えなきゃダメだったみたいだけど、同じサイズがガレージになくて、そのまま山間部の砂埃にまみれる地域を1000キロくらい走っているから、かなり目詰まりしているはず。理由とすればもっともかも知れない。車にりゅの体調は代えられない…と思ったかどうかは別として、エンジンには悪いけど、原因解明のため、エアフィルターを止めてあるネジをはずして隙間を作り、ダイレクトに外気が入ってくるようにし、少し様子を見てみようと言うことで、再び出発。 おお!さっきまで時速40キロしか出てなかったのが、60キロまで出るぅ。「なんだぁ〜フィルタだったのね」とセルフォスの町でガレージに行き、とりあえず新品のフィルタを入れて貰いました。実はこの時点でも、車のキーを回してエンジンを始動した後、手を放して所定の位置にキーが戻ると、エンジンが止まってしまうというトラブルも抱えていたのですが、たいちょがシリンダとキーのバリを利用して、エンジンが止まらない位置で引っかけてとめるという、無謀な事をしていたのでした。これって、走行中に引っかかりが外れたら、エンジン止まるやん…といった危険なモノです。(皆さん真似しないように) ガレージのお兄さんは結構いい人で、「今から病院かい?そりゃ大変だねぇ」などと心配してくれました。時間もないけど、ついでだからキーのトラブルを話したら、「う〜ん、こりゃシリンダごと交換しなけりゃダメかも知れないねぇ」。ま、今日のところは引っかけたまま走るしかないかなぁ〜と思っていたら「ちょっと待って、ちょっとこれ吹いてみる」と取り出したのが、潤滑剤のスプレー。「あのぉ〜 それちょっとだけど試しました」と、たいちょ。「まぁ〜念のためにね…」と、いきなしスプレーのノズルを鍵穴に突っ込んで、吹く吹く…シュー。後で訊いたけど、この時たいちょはイヤな予感がしていたそうです。 さて、フィルタも交換したし、再出発…と思ったらエンジンがかからない。エェ(゚〇゚;) 今まで引っかけていたのが、多量の潤滑剤のために引っかからなくなってしまった。20回くらい試したけどダメ。どうしよ〜時間ないよぉ〜と思ってたら、たいちょが突然「すみませ〜ん ビニールテープ下さい」。こ、こやつ…テープで留めますか…普通。見る見るうちに、鍵穴の周りはテープだらけになり、なんとかエンジンがかかったままの状態で走れそうです。でも、これってエンジン止められないやん。とりあえず今は時間の方が大事だから、まいいか。 気を取り直して再出発。ガレージの駐車場から道路へ出る時は、エンジン絶好調…に見えたけど、道路を走り始めたら極端にパワーが落ちる。やっぱり60キロがいいところ。それも3速ギア。それ以上入れると負荷が高くてダメみたい。しばらく走ると隣町のクベラゲルディ。ご存じの方もいると思いますが、このクベラゲルディからレイキャビクに向かうには、山を1つ越えなければならないのです。時間的には60キロ程度の速度で走れば、かろうじて予約時間に間に合うくらいでした。でもかなりギリギリ。 さて、山にさしかかったところで、案の定スピードは時速35キロから、20キロくらいまで下がってしまい、もはや絶望状態。ノロノロと登坂車線を走っている横を、普通の車がビュンビュン追い越してゆくぅ〜。せめてあの半分の速度でも走れればなぁ〜と思っていると。いきなり「くそぉ〜」とお下劣なお言葉が…その直後にギアをローに入れ、もの凄い回転数で2速に入れ、そのまま走り続けるたいちょ。ひぇ〜 すごい音だよぉ〜。あれぇ〜回転数のメーターが赤い所までとどいてるぅ〜。ああ…水の温度計がかなり右に寄ってるよぉ〜。…と、心配するりゅに一言「たとえ車が壊れようと意地でも時間までに着ける…」。 はい、黙って乗ってますよ。でも、本当にすごい音でした。もぉ〜業務用の大きな掃除機が足下でブンブン唸っているみたいですもの。その後なんとか山を時速40キロくらいで登り切り、下り坂では速度を稼げるだけ稼いで、レイキャビクに入り、信じられないことに時間前に病院に到着しました。 うう…この人は苦境の方が体質に合っているような気がする…(ー_ー;) え?前置きが長いですか? いえ、この時点ではフォトエッセイに載せるつもりもなかったので、写真がないんです。 本当に必死でした。はい。(ー_ー;) さて、ペインクリニックで痛〜い治療を行い、帰路につこうと思ったけど、この車じゃさすがにツライので「よし、その辺の中古車屋でボロでもいいから、すぐ乗れる安い車でも買おう」「この車はそこに引き取って貰おう」と言うことで、中古車探しをする事になりました。いやぁ〜今思うとすごい発想なんだけど、その時は他に選択肢もなかったし、ガレージもないような田舎なので、日々の生活で自動車は必要だし…。 とりあえず中古車屋に電話をかけて、価格・車検・走行距離などを訊き、よさそうなのがあったので行ってみてビックリ。店内に入ると偉そうなオジサンが高そうな木製机に両足を乗っけてふんぞり返っていて、いかにもエラソー。電話で話した人を訪ねると、そのままの格好で名前を呼び、出てきた担当者もなんだかエラソー。よく分からないけど、身なりも良くて、物腰も良くて、言葉遣いも異常にいいんだけど、信用できそうもない人っているじゃない?なんだかそんな人でした。 で、車を見てまたビックリ。ボロでもいいって思ったけど、こんなにボロだとお金を払う気がなくなるほどボロです。それでも必死に「走行距離が少なくてとてもいい車だ」とか「エンジンはすごく強いからまだまだ乗れるよ」などと、丁寧に説明してくれます。一応試乗させてもらったけど、錆は浮いているし、部品もかなり壊れていて、とてもじゃないけどお金を払う気になれませんでした。極めつけは車検の記述が3か月も違っていて、それを訊くと「3ヶ月間は猶予期間だから警察に捕まらないから大丈夫」だって。ここは悪徳業者なんだろうなぁ〜。一応、ハンドルが重いことを理由に断ることに…。 時刻はすでに2時過ぎ。もう時間もないし、りゅも病院帰りで体調も良くないので、電話をかけてあちこち行くより、中古車屋が3件集まっている所に行って、その中で決めてしまうことに。瀕死の状態の車で10分ほどの場所に到着し、まず一件目。展示されている車で良さそうなのはありません。だってみんな状態は良さそうなんだけど高いんだもの。そして次の店では、実際に訊いてしまった方が楽なので、店内に入り「すみません…一番安い車はどれですか?」でも、予算にあったのは1台だけ。それもボロ…。やっぱり予算が低すぎなのかなぁ〜。う〜ん、でもあと一件残ってるもん。 |