日本人から見たら、なんてことない、ありきたりな和食なんだけど、Sigurgeir氏が写真を撮ると、やっぱり違うわ〜。と言うことで、ここからは彼の写真をお楽しみくださいねっ。

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予定の20時から遅れること30分。まずは突き出しのスプリングオニオン(あさつきみたいなもの)とイカのヌタと前菜の緑のお皿から始めました〜。イカはコ○○ームフィッシュなんて呼んで、食べたがらないアイスランド人もいるけど、ここの人たちは全員完食。事前に「食べられないものある?」って聞いたら、「ない」って言ってたから心配はしてなかったんだけど、やっぱりアイスランド以外にも住んだことのある人は、慣れない食材に対する抵抗も少ないみたいでよかった〜。

緑のお皿に載ってるのは、卵豆腐・チビホタテの串(爪楊枝?)焼き・サーモンの手まり寿司・かまぼこの4品だけど、本当はもう1品ついて、5品の予定だったみたい。だけど、間に合わなかったそうで…。しかも、手まり寿司には、錦糸卵の巣ごもりが付く予定だったのだけど…せっかく用意したのに、誰かが家に置いて来ちゃって… …直前に死ぬほど探したのにみつからないハズよね〜。犯人は、りゅとたいちょのどっちだぁ? ちなみに卵豆腐の断面が汚いのは……ご想像通り、りゅが切ったから。後でたいちょから苦情がきちゃった。ちぇっ。

ところで、実はこの2品を出した後は1品ずつ足して、常に2品出ているようにすればいいかな、と思っていた、たいちょ。だけど、ここで問題発生っ。アイスランド人は食べるのがめちゃくちゃ早かったのだ〜。ゆっくり会話しながら食べるのではなく、出てきたら、あ〜っという間に食べ終わっちゃうのよ。いやぁ、今までアイスランド人には、ビュッフェ形式で、しかも非日本食しか作ったことがなかったから、わからなかったよ〜。「珍しいから、どんな物か知りたくて、つい急いで食べちゃう」とのことだけど、おかげでこの後たいちょは、調理に追われ続けることになってましたっ。(笑)

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その次に写真はないけど、エビしんじょ+αのお吸い物、そして、ねぎま焼きに続きます。これはモダンジャパニーズになるのかな?ただのねぎま焼きなんだけど、湯気と言い、色と言い、本当に美味しそうに見えるところが、さすが、Sigurgeir氏!

でも、たいちょは丸いお皿で出すこと&同じお皿を使い回す(予定)ことにかな〜り納得いかなかったみたいで、ブツブツ言ってましたぁ。まっ、しょうがないじゃんっ。(^^;) 

ところで、海外だとSUSHIレストランでみそ汁を出す所が多いけど、日本の場合、もし出すとしたら、〆の頃にシジミ汁や海の物のお味噌汁はあるかもしれないけど、基本はお吸い物系よね?まぁ、個人的にはお茶が1番だけど … 。海外では、いわゆる「ミソスープ」の方が知名度があるから、”SUSHIレストランでは、ミソスープ”が広がっちゃったのかな?まぁ、お吸い物よりは作り易いんだろうけど、海外独自の日本食って感じで不思議だわぁ〜。

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お次はてんぷらと言うことで、揚げ物を並べ中のたいちょ。みんな根気よ〜く待ってます。(笑)

ちなみに何がすごいって、この日は海外なのにごく一部を除き、なんとダシがインスタントじゃなかったのだっ。日本にいる方にはわかりにくいと思うので説明すると、海外ではダシの取れる食材は手に入りにくいか、手に入っても種類は限られているし、価格も国によるけど、日本より1.5倍〜4倍以上?するのね。なので、お金持ちの方々は知らないけど、大抵は自然とインスタントのダシを使うようになることが多いのよ。

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アイスランドの場合、手に入るものが非常に限られているし、価格も日本の3倍以上するものが多いから、ウチも普段はインスタント和風ダシを、りゅはケチりながら、たいちょは普通に使ってるんです。

ちなみに彼らの日本食経験は、アイスランドのレストランで出されるSUSHIに加えて、Sigurgeir夫妻は、30年前に日本人のアシスタントが居て、彼が最後に作ってくれた照り焼き+αと、ジョンさんは昔エビのトレイラー船に乗っていた日本人が作ってくれた、オレンジジュースとしょうゆを混ぜて作ったソース(ポン酢かな、きっと)を沿えたものを食べたことがあるくらいなので、いわゆる日本食はほぼ、初めて。

(と言うか、アイスランドのSUSHI屋は行ったことがないから、どの程度の寿司・和食が出てくるのか、わからないけど…きっと日本人から見たら、??なのかな、と勝手に想像しちゃってるので、”初めて”と思ってるんだけど…どうなんだろ?^^;))

なので、たいちょが、「初めての日本食なら、ちゃんとしたものを出してあげなきゃ、まずいでしょ」と、この日は大事に大事に取って置いたダシ達で、思い切り贅沢に(写真はないけど)お澄ましから天つゆまで、作っちゃいました〜。

しかも、普段はついつい、大事に取って置き過ぎちゃうので、賞味期限がやばいものも多々?あるけど、ここは日本じゃないから、しょうがないしと、家にある食材で使える物はバンバン持って来ちゃった。これがたいちょ版・アイスランドで出来る限りの和食かな。ふふふ、賞味期限は置いといて、アイスランドでここまでちゃんとした和食が食べられるなんて、ラッキーかも?(笑)

ちなみに上写真の右下にある大根おろしとしょうがは、たいちょが用意したのを奥さんが間違って潰しちゃったので、ちょっと形がゆがんじゃったけど、それはご愛嬌。 それにしても、ただの天ぷらなのになんて美しい写真なんだ〜っ。

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彼は息子のSigurjonくん。エビの身側を持って食べにくくないのかな?でも、彼を始め、みんな、お箸は使えてました〜。そうそうSigurjonくんは日本の工業大学院に行きたいんですって。まずはこっちの大学で日本語の勉強を始めなきゃならないんだけど、どこか良い所ないかな?と言っていたので、ご存じな方いらしたら、お知らせくださいな。ちなみに東京はちょっと人が多すぎだし、部屋も狭いだろうから、京都など他がいいそうな。う〜ん、どこでもアイスランドと比べたら、住宅事情は良くない気もするんだけど…。この日は、日本式に「コーヒー」なんて発音したり、他の人にいろいろ和食の説明をしてくれてました〜。

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そして、続くは、日本人にとって、珍しくもなんともない、エビと海藻の酢の物なんだけど、写真はなんでこんなに素敵に見えるんでしょ〜。あっ、もちろん、知る限りアイスランドにサラダ用海藻なんて売ってませ〜ん。せいぜい、わかめやオリエンタルショップの昆布が良い所です。なので、これは頂き物。この日は今までいろいろな方に頂いた貴重な和食材にとても助けられたんです。みなさん、ありがとうございました〜。

そして、日本ならごく普通のブラックタイガーでしょうが、こちらでは、こんなちゃんとしたブラックタイガーは、普通のスーパーにはまず売ってないんですよ〜。手に入りやすいのは、甘エビサイズのエビを茹でて冷凍した物か、茹でて冷凍された手長エビ。安売りじゃないスーパーでは、生の冷凍ブラックタイガーも手にはいるけど、身も違うし、背わたが取ってあるから、ばらけちゃって、お寿司などには使いにくいんだもの。これはオリエンタルショップからなんだけど、手には入ってよかったぁ。実は品切れになると、いつ入荷するかわからないのが常だから、事前に電話してお取り置きしておいてもらったのだ。

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それにしても、キッチンがすごい騒ぎになってます。しかも事前に想像した通り、使い慣れない上に、物を置く所がなくて、「キッチンが狭〜いっ」と言いながら、手間取るたいちょ。ってゆ〜か、たいちょくん、一般家庭のキッチンなんて、こんなものです。レストランの厨房と比べちゃ、ダメですってばぁ。(笑) あら … 勿体なくてチビチビとしか使えず、とうの昔に賞味期限の切れた、ホタテ・ダシくんがこっそり写ってるぅ〜。まっ、この手の物は、物によっては多少風味が落ちることがあっても、お腹は壊さないから、大丈夫よっ。

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続くは…本来は、ここにお刺身がくる所なんだけど、牛のたたきで代用。実はお刺身&寿司ネタの魚は、Sigurgeir氏が知人経営の魚屋さんで入手してきてくれることになってたんだけど、当日まで鮮度がわからなかったので、ムリなメニューは組まなかったみたい。それにしても、見ていて惚れ惚れする写真よねぇ、コレ。

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途中、あまりに待ちきれなくて、みなさん、料理が出来るまで、リビングに移動しちゃってました〜。本当に間があいちゃってごめんなさいね〜。それにしても、暖炉のあるお家っていいなぁ。憧れちゃう♪

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寿司用の魚をさばき中。最初は、エビ・いくら・ホタテ・タマゴしか寿司ネタがないと思っていたので、白身×2種類・ちょっと水っぽいマグロと、思ったよりも使える魚が増えて、助かりました。でも、寿司ネタの種類としては少ないよね〜。エビもしんじょに天ぷら、酢の物に寿司と4度も同じ食材が登場しちゃったし。まっ、アイスランドだし、しょうがないかぁ。

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写真が素晴らしすぎてコメントできません。(笑)

ところでたいちょ、寿司を握る時は、”シャリの中は空気を入れてふんわりとするように(でもふんわり握るのではない)、シャリは小さめ、甲は高く舟形、それ以外は寿司じゃない”と親方に教わったそうな。なのでこの日も、それを実行していた、たいちょ。だけど、途中で、「シャリ小さめじゃ、アイスランド人の食べるペースに間に合わないっ」と少し大きめに握ってました〜。と言っても、回転寿司程度?だったらしいのだけど…。う〜ん、食べる速度は重要だわね〜。

ちなみにお銚子とお猪口は…以前フォトエッセイで紹介した、中古屋でみつけたのだっ。コンピュータ系の部品(と言うほどバラけては売ってないけど)と和食に使えそうな食器がたまにあるから、重宝してるのよね。お猪口の種類がバラバラなのも、中古品で数が揃わなかっただけだったりして。(と言うか、一部は無理矢理お猪口にしてるかもっ(^_^;)ゞ)しかも、このお銚子、「大関」(^^;)と書かれてるんです。日本だったら、酒屋の景品かしら?(笑)でも、こっちでは、まず手に入らないから、とても助かりました。こっちの酒屋で売っている唯一?の酒・月桂冠を熱燗で出したら、面白がってたものっ。

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そして、実はこのお皿、まな板として売ってたんです。ガラス製のまな板なんて、刃が落ちちゃいそうだし、びっくりでしょ?でも、やはりヨーロッパでは、基本のお皿は丸形だし、お寿司を丸皿に載せて出すのだけは、ど〜してもしたくなかった、たいちょなので、コレ幸いと、まな板もこっそり人数分揃えてました〜。なので、本当は寿司ネタの種類事にまとめて出すのではなく、1人1皿と言う形で出したかったみたいなんだけど…。まっ、これも速度に追いつけず断念。これからアイスランド人に食事を作ることがあったら、食べる速度は要考慮かもっ。ちなみにガリを盛ったのはりゅです。この位置は正しくないらしいんだけど…そんなの知ったことかいなっ。(^_^;)

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またまた、息子のSigurjonくん。Sigurgeir氏の隣だったせいか、撮られまくってました。それにしても、まるでSigurgeir氏の写真集の写真みたいですごいなぁ。って撮ってる人が同じなんだから、当たり前かぁ。(^^;)

緑色のは、バラン(元々は葉蘭?)の代わりになるような、植物がないので、しょうがなく代わりにのせたスプリングオニオンです。何もないよりは、代理でも何か緑色いのがあると、写真が映えていいかな?ちなみに前菜にのせた葉っぱはウチのテーブル椰子くん。たいちょが”ごめん”と言いながら9枚だけ切ってました〜。(笑)

ところで、みんながお寿司を食べ始めてしばらくしたら、突然(多分→)Sigurjonくんの友人がやってきたので、みんなが彼にお寿司を勧めてたんだけど … … どうもアイスランド語で「ワサビを醤油に溶かして、そこに寿司をつけて食べる」って説明してたのよ。さすがに現地語全滅のりゅでも、何を言ってるか見ていてわかったんだけど、英語じゃなかったから、特に何も言わなかったのね。

で、後でたいちょにその話をしたら…「ばかもんっ、寿司を食べる時にワサビを醤油になんて溶かないだろっ。足りなければ、握ってる人にワサビの増減を頼む物だよ。なんで教えてやらなかったんだっ。」とりゅが怒られちゃいました〜。職人さんによっては、醤油にワサビを溶いて寿司を食べられた日には、怒る人もいるんですって。しかも、ワサビは水溶性だから、お刺身の場合も本来はお醤油にワサビを溶くんじゃなくて、お刺身にワサビを巻いて、醤油をつけて食べるんですって?ひゃぁ〜、和食って難しいんだなぁ。りゅは、知らなかったよ〜。(^_^;)ゞ それにしても、たまたまやって来たら、お寿司が出てきて、この友人くんもきっとびっくりしたでしょ〜ね。

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このまま絵ハガキにでもしたくなるほど、写真が良いでしょ?さすがにSigurgeir氏が写真を撮っている間は、みんな待ってました〜。

ところで、彼ら全員生魚はまったく平気だったんです。しかもSUSHIは大好きで先週も自分たちで作ったほどだとか。ただ、ジョンさん曰く、巻物は出てくると、引いてしまう人もいるそうな。真っ黒だから、気持ち悪いのかな?言われてみれば、鉄火といくらは最後まで残ってたかも…。いくら好きなりゅとしては…「なんて勿体ないんだぁ〜っっ」(^^;)

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そして、最後は果物で〆です。本当はりんごの笹がけを作ろうとしていた、たいちょ。昔は14段くらいなら作れたらしいんだけど、この日はかな〜り久しぶりなせいか、3段しか成功せず。なので、結局諦めて、ただのスライスにしちゃってました〜。バナナがちょっと黒ずんでるのは、見ないことにしよっと。

食事が終わったら、奥さんが時計を見ながら、しみじととたいちょの調理時間を数えて、「10時間もかかっちゃったわね 疲れたでしょ」とねぎらってくれました。でもね、内緒だけど、実はかまぼこや卵豆腐やらダシやら他にもいろいろ前日に仕込んでるから、ホントは10時間どころじゃないんです。まぁ、日本人なら知っての通り、和食は仕込みに時間がかかるからしょうがないのよね。とりあえず、食事を楽しんでもらえたようでよかったかな。

本当はりゅ&たいちょの顔出し写真や同じ物を撮ってる写真も含めたら、まだまだ写真はたくさんあったんです … 。特に表情を撮るのはさすがにとても上手くて、写真が苦手で表情のめちゃ固い被写体(りゅ(^^;))が気にならないほど、素晴らしい写真ばかりなんだけど … やっぱりネット上に顔はさらせないし、かと言って人様の写真の顔はぼかせないので、ごめんなさいね〜。

それにしてもSigurgeir氏の写真を見ていて思ったのは、本当に見ていて楽しくなるってこと。ウチでは、写真を貰ってすぐに、繰り返し繰り返し、ぼーっと見ちゃった程なんだもの。見ていてうれしくなる写真っていいなぁ、って改めて思っちゃいました。

そうそう、実は余ったお魚を多量に頂いてしまったので、自宅に戻って翌日は、たいちょにお寿司を握って貰っちゃいました。あぁ、美味しかった〜。あらっ? 美味しい物を食べて、素敵な写真を見られて、1番ラッキーだったのは、りゅ(+おこぼれに与れた、のの&モニク)なのかしらん?(笑)

おまけで … 。え〜と、Sigurgeir氏もウチもMacなので、Macで1番きれいに、と言うか元々の色が出ているはずです。残念だけど、Windows+その他のOSを使ってる場合、ガンマ値が違う&モニターにもよるけど、見えている色が少し違うのは仕様なので、お許しを!ついさっき、ウチのWindowsマシンでチェックしたら、モニターが最悪なせいもあるけど、あまりに写真が暗くてびっくりしちゃった。