| あはっ。散らかってるなぁ。まぁ、うちのキャンプはいつもこんなもの。(笑)お昼ゴハンを食べて、ボーっとしていると、「アイスランド人の休日」に登場した、ハルドラの友人のビャルトニが、うちを発見してやって来ました。実は午後から、近くにある無人の灯台のケフラヴィック(あのケフラヴィク空港ぢゃ、ありません。この国は同名が多いのよ。)へ行こうと計画を立てていた、たいちょは彼に道を尋ねます。と言うのも、ケフラヴィックへは道がないので、山越えか海岸沿いを歩いて行かなきゃならないのです。 今まで、誰に聞いても「えっ、ケフラヴィック?行くのは簡単だよ。山越えで片道2時間、往復4時間くらいじゃない。」と言われていました。その確認も込めて、ビャルトニに聞くと、英語で話すのがあまり得意じゃない彼は山を指さし「あの辺から行けるよ。」とは言ったものの、「でも、海岸沿いから行ってみなよ。」となんとなく勧めます。 しかも、今から橋がない川を越えなきゃならないのだけど、それも連れて行ってくれるというので、たいちょとたけさん、慌てて用意を始め、水も持たずに出発しちゃいました。(たいちょいわく、この辺の川は、場所さえ間違わなきゃ、飲めるから、持っていかなかったのだとか)この時14時。 りゅ?本来登るはずだった、山(崖に見えなくもない)をちらりと眺めて、辞退しておきました。だって、体力に自信ないもんっ。たけさんに頂いたジャンプやら、文庫本やらを片手に、テントに1人でお留守番♪外は天気が良くて、椅子に座ってボーっとしながらの読書は快適そのもの。時間が経つにつれ、少し涼しくなってきたので、テントに移動しても、読み続けてました。何しろ、新しい本がすっごくうれしいっ。読書に夢中になりすぎて、気が付くと予定の時間を1時間もオーバーした19時。実はこの日、「友人宅を訪ねて」のラグナーに20時に夕食に招待されていたのだ。しかし、2人は帰ってこない・・・。 時々双眼鏡で山を覗いても、米粒ほどにも見えやしない。でも、まぁ、道が悪いのも、考えられるし、携帯の電波も入らないし、心配してもしょうがないからと・・・りゅはやっぱり読書。へへ。ただ、ラグナーに連絡つけられないのは、悪いなぁ、と思っていると、20時30分にラグナーったら、自分から探しに来てくれました。 いつも約束の時間に現れるうちが、来ないから、20時を少し過ぎた時点で、ボルンガヴィックの港へ探しに行き、この日に本来乗る予定だった船の持ち主に電話をかけ、うちが船に乗っていないことを知った彼は、何かあったに違いないと、確信して探しに来たと言うじゃないですかっ。 ありがとね〜。しかも、彼に2人が海岸沿いからケフラヴィックへ言ったことを告げると「そんな道、逆側の海岸沿いより、遙かに大変だから誰も行かないよ。」と言うのです。(゚〇゚;)海岸沿いのどこかで、潮が満ちて、取り残されてるかもしれない、とラグナーは近くの別の友人のサマーハウスへ相談に行き、りゅもついていきました。 *逆側の海岸沿い うちにはレスキューこそないけど、強行軍の前科が・・ね。(ー_ー;) そこでもう1度双眼鏡を覗くと、ラグナーが1人を山頂にみつけました。洋服の色からみて、たいちょっぽい。しかし、姿は1人しか見えず、しかもその山から下りてこられるのは1カ所しかないのに(他は危険)、その人物は正しい降口の近くまで行きながら、全く別の方向へ行ってしまいます。 うぅ〜、下で見てると、ホント、ヤキモキしちゃう。しかも、また、姿が見えなくなっちゃいました。脇でラグナーの奥さんが「どちらかが、けがして動けないのかもしれないから、レスキューチームに連絡しなきゃ」と言いはじめます・・・。ぁぅ、そんなことしたら、たいちょ怒るんですけど。それに多分、朝までかかっても帰ってくると思うけどなぁ、と慌てて止めるりゅを誰も聞かず、ラグナーとその友人オスカーは、山に登る準備を進めていきます。この時点で21時。 一方、たいちょとたけさんの2人は・・・
----------ここからたいちょ---------- 出発してケフラヴィックの砂浜を過ぎた後、最初は握りこぶし大の石で埋まった海岸線をテクテク…いくら干潮時だけ通れる道とは言え、楽勝じゃん。もちろん左手は切り立つ崖で、崖から海までの距離が30m近くある広い道。2人とも天気の良さと、見上げる崖の高さなどを堪能しておりました。それが、歩き始めて15分くらい経った頃、足下の石が漬け物石ほどに大きくなってきて、それが歩くにつれ、段ボール箱大になり、冷蔵庫大になり、テトラポット大になり、挙げ句の果てには6畳の部屋ほどの大きさに…。
こりゃ歩くと言うよりも、よじ登って降りるを繰り返しているだけで、疲労の割には距離が稼げない状態が続く。このあたりまで来ると、もはや道と呼べるような代物ではなく、海に迫り出した崖の下に、500〜600m上から落ちてきた岩が積み重なって、海面から顔を出しているだけという、もの凄くワイルドな道でした。おまけにルートの取り方を間違うと、平常時には海面下にある岩のため、海草がこびり付いていて滑ることこの上ない。 |